今日の材料:批判的になる、自分らしさ、対話
「批判的になろう」と言われて、「そうだ!そうしよう!」と思える人は少ないでしょう。
でも批判的であるということは、決して否定的であるということではありません。
常に物事に疑問を持つ、問いと立てるということです。
例えばこの記事では、ありきたりな出来事の中で自分がどう考えたかを振り返ることが、自分らしさの発見になることを書きました。
またこの記事では、誰かから言われたことを鵜呑みにするのではなく、自分自身が「なるほど!」と思えることを積極的に探すことが、日常を見つめ直すことにつながると書きました。
つまり、批判的になるということはむやみに否定することではなく、自分の軸をしっかり持ち、真摯に他者の言葉に耳を傾けたり自分の経験をとらえなおすということなのです。
こういう態度で他の人と本音をぶつけ合うこと、つまり対話をすることは、決して無駄な争いではないのです。それは創造性という、チームや組織の価値となっていくはずです。
また少し視点を変えると、批判的になることは、これまでマイナスだと思っていたことに対しても違う光を当ててくれます。
老後や年齢を重ねることへの懸念だけでなく、見えない不安や不満やネガティブな経験 からですら、意味ある発見が出来るのです。
批判的である、ということは英語で”critical"といいます。
でもこの"critical"には、人生を左右するような重大な意味を持つ、という意味もあるのです。
今のあなたにとって、"critical"なことは何ですか。
今の私にとって、このブログこそが"critical"です。
そしてこの記事は、記念すべき10回目の投稿。これまでの記事をナビゲートしてみました。
若干無理やりでしたでしょうか(笑)。