今日の材料:「もっと若いうちに」、今こそ最適、「何か」出来る時
「もっと若いうちに、いろいろ挑戦しておけば良かった」
先日ふと、70代後半の母が言っていました。
母は年齢の割には足腰が強く、毎日近所の公園を歩いています。家ではピアノを弾き、新聞のコラムをノートに書き写し、そして夕方になれば5歳の孫(私の息子)の容赦ないクイズ攻撃を受ける日々です。
「1日があっという間に過ぎる」とぼやく母の生活は、ある意味では幸せと言えるのかもしれません。
でも一定年齢を過ぎた人から、母のように「もっと若いうちに・・しておけば」という言葉はよく耳にするような気がします。かくいう私も、「もっと若いうちに今のような思考を持っていたら」と最近はよく思います。
でもその言葉、裏を返せば、今「”何か”やりたいことがある」ということではないでしょうか。
もしくは今、“何か”を出来るだけの時間の余裕とか力がある、と自分が感じているからではないかと思うのです。
つまり、今こそ”何か”出来る、まさにその時なのです。
ある社会学的な見地に立てば、私たちが日頃考えることや発する言葉というのは、私たちの中だけで出来たものではありません。取り巻く環境や周りの人との関係性など、外からのさまざまな影響も受けて、作り出されているのです。[自己の構築主義、という考え方です]
”何か”をしたい、”何が”が出来る、そう思う心とそこから出てくる言葉は、決して独りよがりなものではないのです。
だから、今思うことを、今始めてみませんか。
思えば母は、70歳を越えてからいろいろな新しいことを始めました。孫のクイズ攻撃以外は自ら行動し、いろいろなことを吸収して、時間が足りないと嘆いています。私が知る限り、人生の中で今が一番充実しています。
母にとって今こそが、最適な時なんだと思います。
そして私は今、ブログを始めました。
今こそ発信したいことがある、それを強く感じているからです。