今日の材料:プロフィール、ブログ、自分、関係性、読者の方々
「働く」と「生きる」を楽しむ方法を考えることがメインテーマのこのブログ、その核心は「自分探し」にあります。
でも、そもそも「自分」って何なんでしょう。
ぱっと思いつくのは、自己紹介。職場や学校、その他さまざまな会合で初顔合わせの時には、必ず「私が誰か」ということを考えて表現します。
そうそう、ブロガーのみなさんは、たいていトップページにプロフィールを表示されていますよね。
でも実は私、ブログ開始当初はこのプロフィールを書いていませんでした。
ブログを読んでくださる方は不特定多数。その方たちにとって、私って誰なんだろう、と悩みまして。年齢や性別、社会的ステータスは書けるけど、それ以外に他の人と違う自分を表現するとしたら、何を基準にすればいいのか―。
同じように悩んだ方もいるかもしれません。
結局、「私が誰か」ということは、自分だけで決められるものではなく、相手との関係性の中で、初めて決まるものだと思うのです。
でも、逆の立場から考えれば、筆者が誰だかわからないブログは読みにくいですよね。ある日、「書いている人がどんな人か、見えるところに書いた方がいい」とアドバイスをもらい、悩んだ挙句、今のようなプロフィールにしました。
私はまだまだ駆け出しブロガーですが、長くブログを書き続けている方たちは、読者の方々の反応やその交流を経て、プロフィールを加筆したり修正したりしているのではないかと想像します。
「相手が自分をどう見ているか」ということも、自分自身を形成することに深く関わっているからです。読者とのコミュニケーションが進めば進むほど、書く人が表現する自分自身も変わっていくのは自然なことです。
「私が誰か」を決めているのは自分一人ではない―。それなら、私たちは他人に流されて生きなければいけないのでしょうか。
決してそうではありません。
むしろ、そのことに気付くことが「自分探し」の第一歩だと思います。
自分自身に真摯に向き合う、ということは、自分の心の中を必死に覗こうとすることではなく、他の人との関わりの中で自分が何を感じ、どう行動してきたかを見つめ直すことではないでしょうか。
たとえば自伝を書いてみるのはいかがでしょう。そこで過去を振り返ったときに思い出される日常の出来事や、ネガティブな経験。ある関係性の中での自分の立ち位置を振り返ってみることは、「自分探し」をきっと豊かにしてくれるはずです。
そして自分のストーリーは常に進行中です。自伝はどんどん更新して行きましょう。
いろいろなブロガーさんのストーリーを読ませていただいていると、日々の変化がとても面白いです。ブログを始めて本当に良かったと改めて思っています。
ところでこの記事は15回目の投稿なのですが、実は既に何度か自分のプロフィールを書き換えています。
みなさんに、いろいろな気付きを与えて頂いています。