「働く」と「生きる」を楽しむためのレシピ

「人生100年」と言われるようになり、生涯現役がもはや当たり前の時代に突入。一人ひとりが「自分らしさ」を見つけ、ワークライフを楽しむためのヒントについて考えていきます。

「そもそも」論・再考

※9月12日(土)から13日(日)にかけて日本列島を通過した台風19号によって、事前に深刻な被害予想が出ていたにもかかわらず多くの犠牲者が出てしまったことに、本当に心が痛みます。家屋の浸水等、被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧をお祈りしております。

今日の材料:そもそも、目の前の問題、考え続けること

私は「そもそも」を考えるのが好きです。

これまでの記事でも、「そもそも」が結構な頻度で出てきています。

でも、いわゆる「そもそも」論は、嫌がられることも多いものです。

私も会社員経験があるので、よくわかります。確かに目の前に解決しなければならない問題があるのに、「そもそも~」と言い出す人は、場の空気が読めず面倒くさいタイプですよね。

 ただ、ふと気付くと私たちは結局いつも、「目の前の問題」にばかり振り回されてしまいます。

「目の前の問題」が片づいてから「そもそも」に取り組むことは、まずないでしょう。

私たちは不確実な状況を嫌う傾向にあるので(☆参照)、「目の前の問題」はより早く解決しようとします。その一方で、見えない不安や不満にはなかなか向き合えず(☆参照)、「そもそも」にはたどりつきにくいのです。

つい優先してしまう「目の前の問題」が、「そもそも」を見えにくくしてしまいます。にもかかわらず、実際には「そもそも」を考えなければ、「目の前の問題」は繰り返し起こり続けるのです。

学習理論では「目の前の問題」に取り組むことをシングル・ループ学習、「そもそも」に取り組むことをダブル・ループ学習と言います。堂々巡りの前者を乗り越えて物事を変革していくためには、どうしても後者に向き合う必要があります。

とはいえ、一筋縄ではいかないからこそ避けたくなるのが「そもそも」。どうやって向き合えばいいのでしょうか。

少し発想を転換し、解決することではなく、考え続けることに意味を見出してみてはどうでしょう。

私はこれまで、「続けるコツは、結果に振り回されないこと」「対話の目的は分かり合うことじゃない」、「答えは簡単に見つからない方がいい」といったことを書いてきました。

このすべてに共通するのは、答えを出すこと以上に考え続けてみることにこそ意味がある、ということです。

誰だって答えの出ない問いを考え続けてモヤモヤするより、早く答えを出してスッキリしたい。でも本当に大切なことは、モヤモヤの中にあるのです。

そして解決が目的ではないのなら、仕事で「目の前の問題」を解決しなければならない時に、わざわざまとまらない方向に持って行く「そもそも」論は、やはり迷惑でしかありません。

だから「そもそも」は、自分に問いかけるんです。

例えば「幸せになりたい」と思うなら、

「そもそも私にとって、幸せって一体何なんだろう」 と。

そうやって考えることで、今まで見えなかったことが見えてくるかもしれません。

だから、私は「そもそも」を考えることが好きなんです。

端から見たら、やっぱり面倒くさい人かもしれませんが(笑)。

 

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